【大紀元日本9月4日】安徽省衛生庁30日の発表によると、同省蒙城県で8月16日から30日まで、33例のコレラ患者が報告されたという。不衛生な食品が起因と見られているが、衛生庁は患者が確認されてから12日後の28日に初めてコレラ発生を公表したため、市民から対応の遅れを指摘する声が上がっている。
患者のほとんどが軽症で、そのうち13人がすでに回復し退院している。入院中の20人についても、下痢、嘔吐などの症状が快方に向かっている。
16日にすでに発生が確認されていたにもかかわらず、政府は12日後の28日になって、初めてコレラの発生を発表した。これについて蒙城県政府は、公表は衛生部と安徽省との間で決められるもので、すべての疫病発生情報を漏れなく公表すると、市民の警戒心が薄れてしまう恐れがあると説明している。
患者の徐さんは、24日に屋台で豆乳を飲んだ後、感染し、現在治療を受けている。「16日に同じ屋台で食事した人がすでに感染したにもかかわらず、何の知らせも受けなかった」と語っている。
(翻訳編集・高遠)