【大紀元日本9月20日】17日夕方のラッシュ時に、北京市内を走る140の道路で渋滞が発生し、今年初めに豪雪で起きた90の道路での渋滞記録をさらに更新した。北京紙・新京報が伝えた。
同紙によると、金曜日はもともと車の通行量が多いうえ、22日からの仲秋節の連休を前に、親戚を訪ねる人や、友人と食事に出かける人は普段よりも多い。また、北京で実施されている車両ナンバーによる通行規制は、この日の規制番号に当たる末尾4と9の自動車はもともと他の番号に比べ少ないため、渋滞をいっそう悪化させたという。さらに、この日の雨も車の通行スピードに影響し、渋滞に拍車をかけた。
「いつもなら信号待ちを入れても3分かからない所を、今日は30分もかかったよ」「15キロの道を1時間も走ってしまった」とドライバー達が同紙の取材に答えた。
北京市交通管理局が今月8日に発表した数字によると、北京市の自動車登録台数はすでに450万台を超え、来年の前半で500万台に達すると見込まれている。今年の1月から8月までに新たに登録された自動車は46万台、平均1日1900台が新たに北京の道路にデビューしている。
「交通渋滞を緩和するために導入した車両ナンバーによる通行規制は、逆に自動車の急増につながった」と自動車業界アナリストの賈新光さんは指摘した。「ナンバーで運転が制限されるので、セカンドカー購入でその制限を回避する人が増えた」と、車の急増の一因は現行の通行規制だと説明した。
(翻訳編集・張YH)