【大紀元日本9月21日】今年最大の台風とされる台風11号は20日午前7時、中国福建省の東南沿岸に上陸した。その後、勢力は弱まり南部の広東省に移動したが、福建省中南部の沿岸に強風と豪雨の影響を与えた。
中国国内メディアの報道によると、この台風の影響で、同省は20日、18万人を避難させ、沿海5市で小中学校を休校にするなどの対策を講じた。また、アモイ市の空港では、19日から21日午前まで、アモイから台湾への全便が欠航となった。
また、中国放送網によると、20日午前、福建省泉州市にある防波堤の一部が決壊し、長さ約20メートルの亀裂が生じた。付近は住宅地であるため、現地政府は現在防波堤の修復に対策を講じている。
一方、20日夜、台風が広東省に入ったため、同省でも多くの空の便が欠航となり、沿海の商船は港に入り避難した。
(翻訳編集・趙莫迦Zhao Mojia)