【大紀元日本9月27日】中国核工業総公司(CNNC)はこのほど、パキスタンでの発電量1000メガワットの原子力発電所の建設を同国と交渉中であることを公表した。これが実現したら中国がパキスタンに提供する第5の原子力発電所となり、これまでで最大規模のものとなる。
中国は海外で原子力発電所を建設するビジネスを狙っているようだ。「パキスタンの原子力発電プロジェクトを通して、私たちが海外で多くの原発プロジェクトの契約を獲得する能力を高めていきたい」と、最近の共産党機関誌「求是」を通して、その意図を表している。
中国核工業総公司の副社長は、先週、パキスタンに提供したパンジャブ州チャシュマにある300メガワットの一号機がすでに稼働され、今年末までに2号機の完成が予定されていると発表している。
今年6月、中国はチャシュマの発電所に追加投資し、300メガワットの発電機を二機、パキスタンに輸出していると発表した。現在3号機と4号機の輸出契約がすでに成立しているが、アメリカ、そしてパキスタンと核武装の面で競合しているインドが、反発を示した。
(翻訳編集・坂本)