【大紀元日本9月27日】先週、浙江省高等裁判所副院長の童兆洪氏が本人の事務室で自殺したことが、同高裁の公表で分かった。
童兆洪氏の死亡時刻は9時半から10時の間と推定される。見つかった遺書には、最近うつ状態に陥っていると書かれているという。
情報筋は、同氏の自殺は、浙江省高等裁判所の潘華山官員が殺人罪で逮捕されたことに関わっていると指摘した。潘華山は今年1月8日昼、家で知人と食事中に喧嘩になり、その知人を殺害したため、殺人の罪で逮捕された。取調べを受けた際に、殺人以外に同高裁官員の違法事実についても供述した。
潘華山の供述によって、今回自殺した童兆洪氏以外にも、高層部の調査を受け辞職した高裁の官員もいたという。
中国では近年、中央から地方まで、中国官僚の自殺が相次いでいる。マスコミに公表された「非正常死亡」だけですでに8人いる。自殺理由について、腐敗や汚職のほかに、仕事のプレッシャーに耐え切れずに自殺を選んだ人もいると専門家は分析している。
(翻訳編集・YJ)