【大紀元日本10月7日】欧州連合のユーロ圏16カ国は中国に対し、人民元の切り上げを呼びかけている。欧州連合の議長国ルクセンブルクのユンカー首相は現地時間5日、ブリュッセルで、アジア欧州会議(ASEM)首脳会議に参加した中国の温家宝首相と会談し、人民元の抜本的な切り上げは「中国および世界経済に有益である」との見解を示した。
会談の席で、今年6月に中国政府が人民元の為替に対する人為的なコントロールを緩和すると表明したことについて、ユンカー首相は評価し、貨幣政策を調整するため、中国政府はさらに行動に出るべきであると促した。
欧州委員会のオリ・レーン経済・通貨問題担当委員と欧州中央銀行(ECB)のジャンクロード・トリシェ総裁も会談に同席した。
(翻訳編集・叶子)