【大紀元日本10月8日】ハンガリー西部コロンタールにある貯蔵施設が決壊し、カドミウムなど有害化学物質を含む汚泥が流れ出した事故で、同国当局は7日、泥土は欧州の水脈であるドナウ川支流に到達したと発表した。ロイターなどが伝えた。同川の流域諸国は、川の水を飲料とする地域で水質検査を繰り返すなどして安全確認を行っている。
ハンガリー当局によると、4日に起きた有害物質流出事故により4人が死亡、7人が行方不明となっている。また強アルカリ性の泥に触れた120人以上が火傷などのケガをおった。
工場側は、大雨で地盤が緩んだことなどによる自然的な災害と事故原因について説明しているが、警察は貯水池の設計や、工場管理などに何らかの原因があるとして調べを進めている。