【大紀元日本10月21日】国際ジャーナリスト組織「国境なき記者団」(本部・パリ)はこのほど、2010年度の「世界 報道の自由ランキング」を発表した。178カ国中、中国は171位となった。
同記者団は、世界で拘禁・殺害に曝されているジャーナリストの救出や家族への支援を行い、各国のメディア規制の動きを監視・警告することを主な活動とする。2002年以来毎年、「世界 報道の自由ランキング」(Worldwide press freedom index)を発表している。
今回の報告書では、中国での報道に対する検閲・圧制が依然として続いていることが指摘されている。
昨年の同ランキングでは、175カ国中、中国は168位だった。
中国のほか、アジアのその他の三つの共産党国家、北朝鮮、ラオス、ベトナムも、それぞれ177位、168位、165位と、下位15位に入っている。
米国は20位、香港は34位、台湾は48位、シンガポールは137位にランキングされている。
アジア地区では、日本、香港、台湾における報道の自由に微かな改善がみられたと評価され、日本は昨年の17位から11位へ上昇。
上位5位はフィンランド、アイスランド、オランダ、ノルウェー、スウェーデン。そして、最下位はアフリカ北東部の国エリトリア。
(翻訳編集・叶子)