【大紀元日本11月7日】インドネシアのジャワ島ムラピ火山が5日、再噴火し、噴煙と火山ガスが上空数千メートルまで上がった。AP通信などによると、これまでに少なくとも死者数は138人に上り、約20万人以上が避難している。同火山は先月26日から噴火活動が活発になっており、影響は空の便にも及んでいる。
現在、火山の周辺20キロの住民に避難命令が出され、農作物や家畜への影響も懸念されている。報道によると、山頂から30キロ離れた古都ジョクジャカルタや世界遺産の仏教遺跡ボロブドゥールにも降灰があり、交通にも影響が出ている。
噴煙や火山ガスの影響で、6日には「シンガポール航空」や「マレーシア航空」など16社の46便がジャカルタ便の運航を一時的に休止し、他の航空社も発着遅延や空路変更などの処置を取っている。
(佐渡)