【大紀元日本11月9日】二十四節気の「立冬」に当たる11月7日、強い寒気が東南へ移動した影響により、中国北方地区では急激に気温が低下し、一部の地域では雪に見舞われた。
7日午後から8日午前まで、東北部の吉林省長春市では降雪が続いたため、市街地の道路は路面が凍結し交通渋滞が発生した。長春市の国際空港も雪のために閉鎖され、一部高速道路では交通規制が行われた。同省の一部地区では大雪となり、吉林市永吉県
立冬当日に雪が降ったハルビン市(ネット写真)
では25.3ミリの降雪量となった。
一方、黒龍江省のハルビン市では7日、ボタン雪が降り、最低気温が零下4℃まで下がった。このためハルビン空港では5便が着陸できないなど、多方面で影響が出た。ハルビン市では11日にも雪が降ると予想されている。
遼寧省鞍山市では
7日午後の遼寧省鞍山市。降雨と風により気温が急激に低下した。(ネット写真)
7日午前11時20分ごろ雨が降り出し、強い風が吹いた。夕方5時ごろになると、雨に混じり雪が降り始めた。このほか、鞍山では雷も鳴り響いた。鞍山防電班の朱宇主任によると、冬季の雷増加は異常気象の表れで、ここ数年鞍山市では雷が発生する回数が増えているという。
このほか、山西省全域では4級から5級の西北風が吹き、気温が4℃から10℃低下した。大同、朔州、忻州、呂梁などの15県市では雪がちらついた。省気象台の最新予報では、この先1週間、寒気がさらに活発化し雪が降ると予想されている。
(翻訳編集・坂本)