【大紀元日本11月9日】主要経済の通貨競争をガイドするため、ロバート・ゼーリック世銀総裁が新たな金本位制の導入を検討していることが、英フィナンシャルタイムズの寄稿であきらかになった。

１９７３年に崩壊したブレトンウッズ体制（金本位制）に修正を加えた、特定通貨と変動相場制に対応する「ブレトンウッズ２」が必要であると総裁は主張し、「オープンでかつ国際基準となる資本勘定には、米ドル、欧州ユーロ、日本円、英ポンド、中国人民元が適当となるだろう」と述べている。

また、「新システムは、金を活用することでインフレーションやデフレーション、将来の通貨価値について、市場予想と国際的な基準となる」と加えた。