【大紀元日本11月24日】22日夜、カンボジアの首都プノンペンのダイヤモンド島(Koh Pich)と市街地を結ぶ橋の上で、伝統行事「水祭り」の見物客の将棋倒し事故が発生。これまでに347人が死亡、410人が負傷した。国営メディアなどが23日に伝えた。
事故が発生したのは3日間にわたる水祭りの最終日で、コンサートやドラゴンボートレースの見物客が狭い橋に多数殺到していたため、パニック状態を引き起こした。地元メディアによると、犠牲者の死因の多くは、川に転落しての水死か、群衆に踏まれての窒息死、圧死だったという。
フン・セン首相は23日未明、「ポル・ポト政権後の31年で最悪の惨事」と国営テレビを通じて述べ、死者に哀悼の意を表明した。また政府は、25日を哀悼の日とし、死傷者の家族に見舞金を支給する方針を発表した。