【大紀元日本12月19日】ロイター通信が最近、米タイム誌の「今年の人」発表を受けて日本版を選ぶアンケート調査をしたところ、18日夜の時点で「尖閣ビデオの海上保安官」が投票トップを獲得していることが明らかになった。
「尖閣ビデオの海上保安官」への投票率は全体の35%で、2位以下と大きな差をつけている。2位(13%)は俳優・歌手の福山雅治さんで、3位(12%)はサッカー日本代表MF・本田圭祐選手。
海保巡視船に中国の漁船が衝突した瞬間を捕らえた映像、通称「尖閣ビデオ」が11月5日未明、動画サイト「YouTube」に流出し、国内外に波紋を呼んだ。事件の真相を伝える映像を投稿した同サイトユーザー「sengoku38」は、後に海上保安官(43)であることが本人の自白により明らかになった。
今年はインターネットユーザーに「告発」「機密」「情報漏えい」といった話題に大きな印象を与えた。米タイム誌ネット版の読者が選ぶ「今年の人」では、11月に大量のアメリカ外交文書を公表した告発サイト「Wikileaks」の創設者、ジュリアン・アサンジ氏が総投票数125万票のうち約38万票を獲得し、トップとなった。
(佐渡道世)