【大紀元日本12月22日】北朝鮮・平壌(ピョンヤン)訪問を終えたビル・リチャードソン米ニューメキシコ州知事は21日、経由地である中国北京の空港で記者らの質問に対し、「北が韓国との緊張緩和に向かうという正しい方向へ進展している」と回答し、北朝鮮との接触の結果が良好であったことを明らかにした。
また韓国軍が20日に行った延坪島(ヨンピョンド)での軍事訓練について、「北朝鮮が報復攻撃しなかったのは、とても重要な進展だった」と答えた。
仏AFP通信によると、アメリカの元国連大使で、対北朝鮮交渉の経験も豊富なリチャードソン知事は、昨今の朝鮮半島の緊張緩和を目指して16日から5泊6日で北朝鮮の平壌を訪問していた。
また同州知事は、北朝鮮が、寧辺のウラン濃縮施設への国際原子力機関(IAEA)監視要員受け入れの意向を示したことについて発表している。
これについて中国外務省の姜瑜報道官は21日の定例記者会見で、「報道に留意している」と述べるに留まり、具体的な見解は示していない。