【大紀元日本1月4日】内部告発サイト「ウィキリークス」は3日までに、都内にある在日アメリカ大使館が作成した公電だとする文書を3通、公開した。すべての公電で、環境保護過激派団体として知られる「シーシェパード」について言及されており、在日米大使は、「彼らには強い姿勢で臨むべき」などと日本へ伝えていることが分かった。在日米大使館からアメリカ本国へ送られたとされる公電が公開されたのは初めて。
ウィキリークスは、在日米大使館が本国に送った公電を約5700件入手していると発表しており、世界各国の大使館の中でもアンカラ、バグダッドに次いで3番目の多さになる。
シーシェパードは年明けにも、日本の捕鯨に対して妨害行為を行った。水産庁によると1日、南極海を航行していた調査捕鯨船団の1隻が、シーシェパードから瓶を投げられるなどの妨害を受けたと発表した。乗組員や船に被害はなかった。同団体創始者、ポール・ワトソン氏は同日、NHKの取材に対して「われわれの小型ボートに向かって放水を先に仕掛けてきたのは日本側」と話した上で、異臭のする液体が入った瓶を投げつけたことを認めているという。
(佐渡道世)