【大紀元日本1月15日】イタリア・シチリア島東部にあるエトナ山(標高3350メートル)が現地時間で12日20時ごろ、噴火した。同島の火山研究所によると噴火活動は2時間続いたという。山の傾斜に沿ってオレンジに閃くマグマの流れる様が、くっきりとシチリアの夜に浮かびあがった。
イタリア国立自然科学研究所は14日、エトナ山の火山活動は落ち着きを見せていると発表した。
エトナ山は世界で最も活動的な火山の一つであり、常時火山活動が起こっている。1169年には1万6000人の死者を出した大噴火を起こしており、1669年にもシチリア島内の10つの街を消失させ、1万人の死者を出した大噴火を起こした。
周辺住民はエトナ火山の噴火を特別危険なものと見なしておらず、農業に適した土壌が培われるため、周辺住民は山のふもとにぶどう園や果樹園を営んでいる。