中国、M5.0以上の地震連発 今後の地震活動に警戒=専門家

2011/01/17 更新: 2011/01/17

【大紀元日本1月17日】ここ2週間ほど、中国では南黄海や新疆地区、吉林省でM5.0クラスの地震が連続して発生している。

中国地震台網センターの元地震主席予報士である孫士鋐氏は、13日、現在中国の地震活動はあまり正常とは言えず、この先M7.0クラスの大地震の発生を警戒する必要があると述べている。北京紙・新京報14日が取材内容を報道した。

2011年に入ってまだ十数日であるにもかかわらず、M5.0クラスの地震が3回発生していることについて孫予報士は、昨年4月14日の青海省玉樹地震後、中国ではずっとM5.0前後の地震が発生し続けており、正常な状態ではないと指摘。同氏の話によると、大小の地震には比例関係があり、大地震発生後、通常、3回から4回のM6.0クラスの地震、10回くらいのM5.0クラスの地震を伴うが、2011年に入っても依然としてM5.0クラスの地震が続くのは「正常ではない。今後も地震活動は活発になるだろう」と分析した。

また、2008年の四川省汶川大地震の発生後、中国は地震活動の活発な時期にあり、この先数年はM7.0クラスの地震発生の可能性があるので、警戒していくべきだと孫氏は指摘した。

新年早々M5.0クラスの地震が3回

1月12日、南黄海でM5.0の地震が発生した。この日の地震は震源の深さ10キロ、震央は上海から約325キロの地点であった。上海の浦東、長寧、静安など多くの地区で揺れを感じたという。

また、4日前の8日には、吉林省延辺朝鮮族自治州琿春市でM5.6、震源の深さ560キロの地震が発生しており、さらに元旦当日、新疆ウイグル自治区西部のクズルス・キルギス自治州ウルグチャト(烏恰)県でM5.1の地震が発生している。

中国最大の不動産検索サイト・捜房ネットでは、地震による危険度で次のように都市をランキングしている。

1.河北省石家庄、2.安徽省合肥、3.青海省西寧、4.河南省海口、5.湖南省長沙、6.江西省南昌、7.浙江省杭州、8.新疆ウイグル自治区ウルムチ

(翻訳編集・坂本)
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