【大紀元日本1月18日】中国政府が発表した最新の地質調査報告によると、2007年の中国の氷河総面積は30年前と比べ、約10%減の5.65万平方キロメートルであることが分かった。2100年には、現在の面積からさらに60%減となると予測している。中国新聞網が報じた。
同調査は1975年、2000年、2007年に収集された衛星データに基づいて行われたもので、2007年に5.65万平方キロメートルあった氷河は、32年前の1975年と比べ、9.6%に当たる0.6万平方キロメートルが減少し、雪線高度も100メートル上昇したという。この減少速度で計算すると、2100年になると、中国の氷河面積は現在の面積からさらに60%減少することになる。
ほかに、30年の間、河川と湖の総面積は2.8%増えたという。しかし、地域による差が激しく、内モンゴル自治区は33.61%、江蘇省は19.95%を減少したのに対し、チベット自治区の湖は20.22%増となった。
(翻訳編集:高遠)