【大紀元日本1月19日】中国の軍隊が昨年末、北朝鮮国内に進駐したと報じられた件について、中国国防省の幹部は16日、事実関係を完全否定した。
韓国紙・朝鮮日報は15日、情報筋からの証言として、北朝鮮の羅先市の港施設を守備するため、中国当局は昨年末に北朝鮮に軍隊を進駐させた、と報じた。
この報道によると昨年12月15日深夜、50台以上の中国軍の装甲車と戦車が、吉林省龍井地区の両国国境地帯からトマン川を渡って北朝鮮の会寧地区に入ったという。また同じ時間帯に中国の丹東市から、軍用四輪駆動車が北朝鮮の新義州に入ったとの目撃証言も同紙は報じている。
一方、中国国防省の匿名幹部は中国政府系紙・環球時報の英語版に対し、「国連の許可がなければ、中国は一兵たりとも、いかなる国にも派遣しない」と述べ、事実関係を否定した。
(翻訳編集・叶子)