【大紀元日本1月29日】14億人もいれば、2秒の嘘もすぐにバレてしまう。中国国営テレビ(CCTV)が23日のニュース番組のなかで放送した、中国空軍の軍事力を誇示する映像に、米ハリウッド映画「トップガン」のシーンが盗用されている疑惑が浮上している。
盗用されたとされる映画のシーンは、ゴールデンタイムに放送されたニュース番組の中で、中国空軍の戦闘力をアピールする映像の中で使われていた。映像は、中国軍が独自に開発したとうたうステルス戦闘機「殱10」がミサイルを発射し、目標に的中させるという内容だ。
しかし一部の映画ファンは、「この戦闘シーンには見覚えがある」とTV映像に疑問を抱いた。後にネットユーザーにより検証されたその映像は、映画「トップガン」でトム・クルーズが操縦する米軍機F-14に目標が撃ち落とされるシーンと酷似していることが判明。「破片の形や飛び方から、炎や煙の様子まで、すべてが同じだった」と、ネットユーザーは指摘する。
ニュース映像と映画の比較画像は、中国国内のサイトで瞬く間に拡散したが、現在はほとんど削除されている。ネットユーザーは、「トップガンはCCTVを著作権侵害で訴えるべき」と、国営TVの報道姿勢を恥じているようだ。