【大紀元日本2月12日】写真は、インド沿岸警備局の船上で顔を隠され手を緊縛されている28人のソマリア海賊。インド警察当局は10日、ムンバイ沖で海賊行為を図った容疑で28人のソマリア船員を逮捕した。
インド沿岸警備局バサラ将官は同日、各国の商船に対して、海賊出没が懸念されるインド南西ケララ州沖の危険地域に近づかないよう呼びかけた。
海賊被害は世界中で頻発している。国交省によると、昨年、世界で発生した海賊などによる被害は、前年比35件増の445件になった。活動範囲はソマリア沖に限定されず、東南アジアの被害は約5割増加した。
経済紙ブルームバーグによると、ソマリア海賊に支払う1件当たりの身代金の額は過去5年間で36倍に急増しており、遭遇を避けるために商船は航路変更などを余儀なくされるため、荷主企業の負担は年々重くなっている。