【大紀元日本3月22日】中国当局は20日、米、英、仏の連合軍によるリビアのカダフィ政権への大規模な空爆について、遺憾の意を表した。
中国外交部の姜瑜・報道官は、「中国は一貫して、国際問題での武力行使に賛成しない」と発言し、リビアの主権、独立、統一と領土の保全を尊重すべきと述べた。
中国は16日、国連安保理で、リビア上空に飛行禁止区域を設定することを認める決議に、「一部の内容は受け入れがたい」として棄権した。同決議にロシアも棄権票を投じた。
米英仏軍を中心とする多国籍軍は19日、リビア国内のピンポイントに対して、ミサイル攻撃と空爆を実施した。この空爆により48人が死亡、150人が負傷したとリビア国営テレビは報じた。
BBC中国語版によると、リビアの政府関係者は19日、中国やインドなどの「同盟国」に石油を供給する考えを示した。
(翻訳編集・叶子)