【大紀元日本3月22日】韓国で、中国から飛来した黄砂から放射性物質が検出されたため、議員が対策制定を提案した。韓国の聯合ニュースが伝えた。
韓国民主党国会議員の卞在一氏は20日、韓国教育科学技術部に属する原子力安全技術院からの資料により、ここ10年、毎年砂嵐の発生している2月から4月の期間、大気と地表から放射性物質のセシウムが検出されていると発表した。
卞氏はこれらの放射性物質はおそらく黄砂と一緒に漂ってきたもので、日本の原発事故から教訓を汲み取り、韓国は潜在的な危機に対し有効な対策を講ずるべきであると述べている。
放射性物質の濃度は人体に危害のあるレベルではないが、中国は原子力発電所の建設を増やしているため、中国からの黄砂に放射性物質が徐々に増加している現象を軽視すべきではないと、韓国の世論は主張している。
同日、中国新華社がこの3日間、北京では砂が舞う天気のため、大気汚染レベルは4級で、中度の汚染であると伝えている。
(翻訳編集・坂本)