辛亥革命記念活動を中止  「革命」に警戒か=中国

2011/04/13 更新: 2011/04/13

【大紀元日本4月13日】清朝を滅ぼし、中国初の近代革命となった辛亥革命100周年を記念する北京の16大学による弁論大会が開催直前に、北京市共産主義青年団委員会によって中止された。辛亥革命問題の専門家で人民大学政治学教授の張鳴教授が中国版のツイッターにあたるミニブログ「微博」で明らかにした。VOAが伝えた。

同教授は4月8日、「学生らがずっと取り組んできたのに、開催直前に中止となった。しかも理由も告げずに。彼らは学生デモを恐れていないのかな」と書き込んだ。

張鳴教授はまた、「ほかにも中止となった活動がいくつかあった。いったいどうしたのか」と困惑している様子。

弁論大会は三民主義についてディベートするもので、北京大学、人民大学など16の大学が参加する予定だった。組織者はインターネットに掲載された声明で、「この歴史を振り返り、人々を奮い立たせた革命の勝利にだけ注目するのではなく、国民の覚醒と民主主義制度の広まりなど、奥深くに隠れている意義についても考察すべきだ」と記した。

ニューヨーク・タイムズも大会の中止を報じ、当局がこの声明について神経を尖らせていることを指摘。「当局が記念を許可した100年前の辛亥革命でさえ、大学生、集会、弁論などの要素が合わさると、不安定要素になる。中国の大学は教授らによって運営されているのではなく、中国共産党の幹部が実質的に管理している」と分析している。

張鳴教授はニューヨーク・タイムズに対して、政府は現在「あらゆる敏感な話題を警戒している」と語った。同教授は、現在呼びかけられているジャスミン革命が政府の念頭にあると見ている。

昨年の同弁論大会は10月に武漢市で行われた。「辛亥革命は社会条件が整って勃発したのか」というテーマで問題なく開催されたという。

(翻訳編集・高遠)
関連特集: