【大紀元日本4月30日】シベリア西部から南下してきた冷たい空気の影響により、中国北部では28日から大風により砂が舞い上がり、一部地区では砂嵐が発生した。また、甘粛省気象局は、28日午後6時から同省で今年最大の地域性砂嵐が発生したと伝えている。今回、最も強い砂嵐が発生したのは酒泉市金塔県で最大瞬間風速25メートル、視界は100メートルまで低下した。
甘粛省都の蘭州も砂嵐に見舞われた。29日午前6時ごろ、黄砂が空を覆い、多くのドライバーがヘッドライトを点灯し速度を落として走行。人々はマスクや手で顔を覆いながら通行していた。蘭州中心気象台は同日午前7時15分に砂嵐警報を発令。この日は甘粛省全省で、午前10時までに大風、砂嵐に関する警報が43回発令された。
このほか、新疆のトルファン、ハミ、アルタイの一部地区でも砂が舞い上がり、市民はマスクをつけて外出していたという。気温も著しく低下し、天山北部では零下となった。