【大紀元日本7月15日】湖北省武漢市経済技術開発区にあるプラスチック製品生産会社「武漢恒瑞プラスチック有限公司」で12日午前9時ごろ、火災が発生し、14人が死亡した。地元紙・楚天金報などによると、うち3人は従業員の子供であるという。同社は、生産施設である工場と住居施設の会社寮が一体となっており、消防法に違反していたことが指摘されている。
火災通報を受けて武漢消防局は72台の消防車と175人の消防員を出動させ、午前11時までに鎮火し、8人を救出した。同社周辺1000平方メートルあまりが火災により消失した。
火災から逃れた同社の従業員は本紙取材に対して、「会社は二階建で、一階はプラスチック倉庫、二階は寮とオフィスになっている。火災の原因は恐らく、一階のコンセントが(何らかの原因で)燃え、プラスチックに引火したのだろう」と答えた。
中国消防法第19条には、燃えやすい物品の生産施設・保存場所は、住居施設と同一の建物にしてはならない、という規定がある。同倉庫は違法施設であったことが指摘されている。
具体的な火災原因や詳細な被害はまだ調査中で、明らかになっていない。
(翻訳編集・王知理)