【大紀元日本7月21日】広東省梅州市で15日、5歳の女の子が家庭用冷蔵庫を開けた途端に感電、死亡する事故が起こった。この冷蔵庫は大手家電ハイアール社(本社・山東省青島)製のもので、昨年も同様の漏電事故が起きており、子供が2人死亡している。
今回死亡した女児の母親によると、事故当時、晩御飯の支度を手伝っていた娘が、冷蔵庫のドアを開けた途端、強い電流が娘の体を走り、冷蔵庫に引き寄せられたという。
「病院に搬送された時には、すでに娘は息をしていなかった」と母親は述べた。さらにこの母親も今年1月、同じく冷蔵庫を開けた時に感電した経験がある、と証言している。
事故が起きた冷蔵庫は、大手家電メーカー・ハイアール社製のもので、「家電下郷キャンペーン」(中国政府が農村の家電購入者に補助金を与える政策)の際に、多くの人が購入した製品であった。
2010年2月と8月にハイアール社製の冷蔵庫で同じ感電事故が発生しており、広東省で8歳、江西省で11歳の女の子がそれぞれ死亡した。二つの事故の原因について同年9月6日、ハイアールのスポークスマン・張鉄燕氏は「第三者機関の調査によると、ハイアールの製品に問題はなかった。私たちに事故責任はない。コンセントが漏電したために事故が起こった」と、中国経済紙「経済観察ネット」の取材に答えていた。
(翻訳編集・王知理)