【大紀元日本7月25日】黒竜江省ハルビン市南崗区で21日朝4時30分、6階建ての集合住宅の片側が突然崩れ落ちる事故があった。幸いなことに、崩壊直前に兆候に気づいた住民が、他の住民全員に連絡し避難したため、負傷者は出なかった。
6階の住民・劉継連さんは最初にビルの震動に気付いた。「朝4時過ぎ、部屋が『ガガガ』という音を出して壁が崩落し始めた。まるで地震みたいだった」と劉さんは述べた。そして、劉さんは大声で「ビルが崩れる」と叫びながら他の住民を起こした。劉さんの呼び掛けで幸い、死傷者は出なかったが、住民たちは一瞬にして家財や生活用品を失った。
事故原因は、2階建て住宅の建設工事がこの崩落した住宅の近くで行われており、これが地盤沈下を引き起こしたのではないかと、周辺住民は見ている。また崩落した集合住宅は80年代に建設されたもので、「おから工事」を疑う声も少なくない。詳しい事故原因はまだ調査中。