【大紀元日本8月8日】中国の南部では7月以来、高温少雨の天候が継続し、江西省、貴州省、湖南省は干ばつに見舞われている。全国で被害農地の面積は422万ヘクタールに達し、住民428万人と家畜388万頭分の飲料水が不足している。
国内紙「科技日報」によると、江西省の干ばつの被害を受けた農地の面積は14.85万ヘクタールに達し、酷い干ばつの地域は3万ヘクタール、さらに0.27万ヘクタールが完全に枯渇した状態だという。8月上旬は降水がない予測で、干ばつが続く見込み。
同紙によると、貴州省の88県のうち79県は干ばつ被害が確認され、7月の降雨量は、1951年以来の最少記録を更新し54.1ミリとなった。さらに、239.24万人分の飲料水が不足しているという。被害農地面積は57.3万ヘクタールに達し、酷い干ばつの地域は20.8万ヘクタールで、6.79万ヘクタールが枯渇している。被害林業面積は28万ヘクタールに達している。
湖南省は全省の56%の面積、1200万ヘクタールが干ばつ被害に遭い、被害農地面積は52.8万ヘクタールに達している。桂陽県の高温少雨の天候は継続していて、今年1月から6カ月間で最大の降雨量は40ミリを超えてない。6月中旬以来、猛暑が続き、一日の日照時間は13時間にも及ぶ。全県の7割のダムは危険水位に達し、83のダムは枯渇、県全体の実際の貯水量は確保されるべき水位の24%しかなく、現地住民の飲料水が不足している。