【大紀元日本8月11日】中国南部の海南省万寧市で8日、完成間近の大橋が突然倒壊し、作業員2人が死亡、3人が負傷した。
人民網の報道によると、倒壊した大橋は同市の万城鎮と礼紀鎮をつなぐ太陽河を跨ぐ青渓大橋。事故は現地時間の同日午後5時半頃に発生した。死傷者は全員現場の作業員。
現場に居合わせた人によると、コンクリートを流し込む作業をしていたところ、突然、大きな音とともに、橋が崩れ落ちた。橋の下にいた2人の作業員が下敷きになり死亡した。
現地住民は本紙の取材に対して、「この工事は専門家が合格の鑑定を出したようだ。それでも倒れた。いまの中国は、工事があるところに汚職があり、おから工事が氾濫している。経済が高速に発展するとともに、このような悲惨な案件が後を絶たない。社会全般の道徳基準がなくなり、拝金主義の主導を裏付ける事故だ」と述べた。
現時点では、事故の原因は現場の違法操業とされている。
(記者・方暁、翻訳編集・叶子)