【大紀元日本8月12日】北京にある女性専門の塾「徳育女学館」は、昨年5月に営業開始以来、すでに2800人の生徒を「育成」している。花嫁修業と家庭教育を中心とするこの女性塾のキャッチコピーは、ズバリ「玉の輿に乗ろう」。
3日の北京晨報の報道によると、同塾が営業を開始した当時は、「もっとすてきな自分になろう」というキャッチコピーで生徒募集したが、全く注目されなかった。ところが、その後で「玉の輿に乗ろう」に切り替えると、応募者が殺到したという。
塾を設立した邵童(シャオ・トン)さんの紹介によると、集まった生徒は23歳~36歳の女性で、8割が独身。いわゆる「美貌」の持ち主は3分の1ほどで、見た目が「わりと良い」女性まで含めると、全体の5分の3がそれに該当するという。
また、16時間の授業で構成される1教科にかかる費用は2000元(約2万4千円)。「成功男性とのコミュニケーション」というコースを受講するには、総額3、4万元(36万~48万円)が必要だという。
女性塾についてネット上では、「拝金主義がむき出しだ」「本当に中身のある金持ちは、こんな特訓塾を出た女性には見向きもしないだろう」「こんな絶望的な国では、玉の輿以外、頼りになるものがあるのか」など、批判と嘆きの声が飛び交っている。
(翻訳編集・余靜)