【大紀元日本8月24日】中国雲南省昭通市を中心とした地域では、干ばつに見舞われ、すでに30本の河川が枯渇し、70.7万人が飲み水の入手が困難となっている。
中国放送ネットによると、昭通市の今年2月1日~8月15日までの降水量の累計は365ミリで、例年同期比37%減少している。干ばつに加え高温に見舞われる同市では、小型ダム36基と1255か所の貯水池が干上がった。
同市鎮雄県のトウモロコシ畑では、水不足のため、全ての作物が立ち枯れて収穫は絶望的だという。井戸も底が見えるほど干上がっているため、村民らは5~6キロ離れた池から水を汲んで来なければならない状況だ。
市当局の16日までの統計によると、同市農作物被災面積は24.83万ヘクタールで、全く収穫できない畑面積は4.44万ヘクタールに拡大している。干ばつによる直接の経済損失は21.92億元(263億円)に上っている。
(翻訳編集・余靜)