【大紀元日本9月2日】陜西省西安市の公園で休憩をしようとした数人の出稼ぎ農民は、身なりやマナーがよくないとの理由で保安関係者に追い出された。保安関係者らは、公園の真向かいが役所で、幹部らが公園を出入りするため、彼らの存在が適さないという理由も付け加えた。一方、追い出された出稼ぎ農民らは差別され憤っている。
陜西テレビによると、8月27日に西安市に出稼ぎに来た農民の秦さんが、数人の仲間と一緒に永陽公園で休憩しようとした際、公園の保安関係者らに金砕棒のようなもので追い出されたという。秦さんは「不公平だ。市民が公園に入れるのに、なぜ農民は入ってはいけないのか」と反発した。他の出稼ぎ農民も、以前同じような体験をしたと語っている。
永陽公園の保安関係者によると、出稼ぎ農民らが出すゴミは多く、園内の施設も壊される。また、近くの役所の幹部らが公園を出入りするため、「イメージ」が悪くなるという。「景観と施設を保つため」に公園側は最近すべての農民の入園を禁止している。農民らが自身のマナーを高めれば、入園禁止はなくなると公園側は主張している。
(翻訳編集・余靜)