【大紀元日本9月8日】中国四川省敘永県に住む8歳の女の子・楊微ちゃんは毎日、竹の籠を背負って、断崖絶壁の山道をつたい、1キロ先にある洞窟の湧水を汲んでくる。現地は深刻な干ばつに見舞われているため、これが夏休み中の子供たちの日課だという。台湾・聯合報が伝えた。
足を一歩でも踏み外せば、数百メートル下に落ちてしまう。断崖絶壁に作られたこの山道の幅は、最大でも1メートル、最も狭いところは足半分しか置けない。その険しい道を楊微ちゃんたちは両手で岩の隙間をしっかりと掴みながら、一歩一歩ゆっくりと進む。片道40分のこの水汲みの任務はまさに命がけだ。
今日はこれで2回目の水汲みで、背中の竹の籠がすこし重い。楊微ちゃんは、「気をつけなくちゃ」と言うと、湧水で顔を洗って元気よく家に帰って行った。