【大紀元日本9月16日】今年7月、新彊ウイグル自治区ホータン地区およびカシュガル地区において多数の死傷者を出した襲撃事件で、両地区の中級人民法院は13日、テロ事件への参与や殺人、放火などの罪で被告のうち4人に死刑判決、2人に懲役19年を言い渡した。6人ともウイグル族。
7月、新彊で連続して3件の襲撃事件が起き、合わせて20人以上の死者を出した。新彊のニュースサイト「天山網」によると、7月18日、アブドゥアイニ・ユスフなど数人のウイグル人が、ホータン市公安局派出所を襲撃し派出所やその周辺の商店などに放火した。この事件により共同防衛隊員1人と人質2人が死亡している。
7月30日午後、2人組のウイグル人がカシュガル市内の交差点で信号待ちをしていたトラックを襲撃し、運転手を殺害。トラックを奪った後、人込みに突入して車を降り、路上にいた6人を刃物で殺害して28人に怪我を負わせた。また、31日の午後4時ごろムハタイ・アイサンなど刃物を持った5人が爆発装置を搭載した車両をカシュガル市の大通りで爆発させ、路上にいた人々を襲撃した。これにより5人が死亡、10人が負傷している。
AP通信9月8日付けの報道によると、トルキスタン・イスラム党と自称するある組織は8月末、インターネット上で映像を公表し、新彊で7月に起きた一連の襲撃事件に関わったと声明した。襲撃の目的は、「東トルキスタンを占領した中国当局への復讐」であるという。
(翻訳編集・坂本)