【大紀元日本9月21日】猛烈な勢いを保ったまま日本を横切る台風15号。午後10時現在、福島県沿岸を通過中だが、各地で土砂災害や川の氾濫の危険性が非常に高くなっているため、高い警戒が必要だ。
台風が直撃した首都圏でも、江戸川区臨海で最大瞬間風速41メートルを記録したほか、千代田区大手町でも36メートルを観測した。
交通網にも甚大な影響を及ぼした。東北、上越など各新幹線全線は一時運転を見合わせた。首都圏を走るJR東日本や東京メトロなど地下鉄の一部でも運転見合わせとなり、駅周辺ではバスやタクシーを待つ人々で身動きできないほど混雑した。
全国で死傷者が出る被害も伝えられている。NHKなどによると、増水した川に流されるなど全国で6人が死亡、7人が行方不明となっている。また12の都府県で、暴風により割れて飛んだガラスが当たるなどして、152人がケガをした。気象庁は、東日本と北日本では引き続き、大雨、暴風や高波による災害に最大級の警戒を呼びかけている。
台風15号により高波が観測された徳島県沿岸(JIJI PRESS/AFP/Getty Images)
傘もさせないほどの暴風を受ける男性(YOSHIKAZU TSUNO/AFP/Getty Images)
(翻訳編集・佐渡 道世)