【大紀元日本9月29日】中国山東省煙台市の科技園にある台湾EMS大手・富士康(フォックスコン)社工場で27日午前10時過ぎ、爆発とともに大規模な火災が発生した。
目撃者によると、同工場のA区18棟の最上階で突然爆発が起き火が燃え広がった。あたり一帯は一時、黒い煙に包まれ、10キロ離れた所からも黒煙が確認できたという。
火は1時間後に消し止められ、けが人などはいなかった。中国国内紙・毎日経済新聞は、火災原因は最上階にあるモーターの故障だと報じている。
富士康の煙台工場は同社の大陸にある8大工場の中で、深セン工場と上海工場に次ぐ3番目の規模。現在約8万人の従業員が働いている。
今回の火災と同じA区18棟では、5月31日にも火災が発生している。また5月20日には富士康の四川省成都市工場で爆発事故が発生し、2人が死亡、16人が負傷した。富士康の安全管理に社会の注目が集まっている。
(記者・陳怡蓮、翻訳編集・張凛音)