【大紀元日本11月1日】南方都市報10月30日の報道によると、河南省のある警察幹部は29日午後、飲酒運転による交通事故を引き起こし、少なくとも5人が死亡、3人が負傷したという。さらに当局の事故へのずさんな対応で数千人が参加する暴動が起きたもようである。
それによると、車を運転したのは同省汝南県公安局が管轄する派出所の所長。公用車を運転中、同県の長距離バスの停留所で事故を起こし、バスを待つ乗客8人を次々とはね、5人が死亡、3人が負傷という惨事となった。目撃者によると所長は当時、かなり酒に酔っていたという。
所長は、公共安全妨害の疑いで逮捕された。
事故発生後、現地政府は現場を保存せず、遺体の火葬を急いだため、現場に集まった住民たちは証拠隠滅の疑いがあると見て、処理に当たる政府職員と衝突を起こした。
英BBCも事故の処理に不満な住民1千人以上が街頭で抗議活動を行なったと報じた。
(翻訳編集・高遠)