【大紀元日本11月10日】中国東北部の吉林省で9日早朝、中国軍兵士4人が武器を所持してグループで脱走する事件が発生した。同日午後、全員が拿捕されたとの情報が寄せられているが、当局はまだ公式発表していない。
脱走が判明した後、警察当局は緊急通知を下し、現地の各銀行や貴金属店などに対して、
現地で張り出された警察当局の緊急通知(ネット写真)
警戒を強めるよう通達した。
吉林省のある銀行の職員は本紙の取材に対して、警察からの緊急通知があったと話した。
一方、射殺現場の目撃者と名乗る人が、中国版ツイッター「微博」に関連情報を書き込んでいる。それによると、9日午後3時ごろ、4人の脱走兵がタクシーで吉林省から隣接の遼寧省に渡る際、国道で職務質問する特殊警官に車を止められた。脱走兵は先に銃を発射。一人の警官が負傷した。双方が銃撃戦を繰り広げた。死傷者の数がわからない。一方、交通整備にあたる警察の話では2人が死亡、1人が負傷したという。
また、上記現場での銃撃戦で、脱走兵3人が射殺され、1人が逮捕された、という情報もある。
吉林省公安庁の関係者は中国紙・河南商報の取材に対して、4人は全員拿捕されたと語った。これ以上の詳しい情報は明かしていない。
情報によると、4人は1988年から1993年生まれの10代と20代で、逃走時は95式の自動小銃一丁と弾丸795発を持ち出していた。
(翻訳編集・叶子)