【大紀元日本12月28日】中国で6千万人のユーザーが愛用している大型ネットコミュニティサイト「天涯」は最近、ハッカー攻撃に遭い、約4000万人分のユーザーの個人情報が流出していたことが明らかになった。
中国国内の報道によると25日、ユーザー名、パスワード、電子メールアドレスなどを含むユーザーの膨大な個人情報が、天涯運営側の管理外でネット上に広く公開されていたという。天涯が流出したデータを検証すると、これらの情報は確かに利用者情報だという。
天涯は、運営管理するサーバーがハッカー攻撃に遭い、ユーザーの個人情報が盗まれたとの声明を発表した。天涯は謝罪の意を表すと共に、パスワードと個人の登録情報を直ちに変更するようユーザーに呼びかけた。
中国では最近、多数のウェブサイトがハッカー攻撃に遭いユーザー情報が流出する被害が続発している。天涯がこのたび漏洩の被害にあった個人情報の数は、総ユーザー数の6割以上にあたる。
中国は世界でもサイバー攻撃の最も深刻な国に挙げられる。中国国内のネットユーザーを対象としたアンケート調査によると、約85%が何らかの攻撃で被害を受けたと回答している。
(翻訳編集・佐渡 道世)