【大紀元日本1月11日】中国作家人権連盟はこのほど北京市第二中級法院に、アップル社を告訴した。同社のiPhoneとiPadは同連盟の傘下の9人の作家の37の作品を無断で販売しているとして、1191万元(約1兆4300万円)の損害賠償を求めている。同裁判所が本訴訟案を受理した。
同連盟の主要幹部の貝志城氏は、アップル社のiTunes Storeで販売されている中国作家の著書はほぼ全部海賊版で、同社と海賊版業者が3:7の割合で収益を分配していると非難した。
同氏は、「iTunes Storeでは多くの人気書籍は百万回以上もダウンロードされているが、その大多数は海賊版である」と主張した。
同氏の説明では、アップル社が同連盟の代理弁護士の書状を受け取った後も、これらの作家たちが十分の資料を提供していないなどの理由で、関連の海賊版書籍の販売停止の要請に応じていない。
BBC中国語版は、中国では1500万人のiPhone利用者がおり、アップル社の世界第二の市場である、と報じた。
一方、アップル社は本訴訟案について、またコメントを発していない。
(翻訳編集・叶子)