【大紀元日本1月17日】中国広東省東莞市ではこのほど、警官らが乱闘中に銃を誤発射し、居合わせた市民を死亡させる事件が発生した。
香港紙「東方日報」がこの件の詳細を報道した。
事件は東莞市長安鎮で発生した。深セン市の警官1人が9日夜、客として長安鎮のある高級ナイトクラブを訪れていた。そのうち、クラブの用心棒と口論になり、電話で深セン市の警察官仲間を呼び寄せた。
同日夜11時50分頃、深セン市の警察バスがナイトクラブにやってきた。防弾ジョッキとヘルメットを着用した警官40人余が颯爽とナイトクラブに侵入したが、数分後、逃げ出してきた。その後ろには刀や棒を持つ用心棒たちが追ってきた。混乱の中、1人の警官が空に向けて銃を発射し威嚇したが、用心棒たちはまったく恐れる様子がなく、逃げる警官たちを追い続けた。そのような状況下、1人の警官が後ろの人ごみに向けて銃を発射した。
銃弾はクラブの玄関前で客待ちする運転手に当たった。腹部を撃たれたこの運転手は病院に搬送されたが死亡した。
事件発生後、現地の警察当局は、当時深セン市の警官は別の地区で公務を執行していたと説明した。
広東省公安庁は調査チームを結成して、この件を調査しているという。
(翻訳編集・叶子)