【大紀元日本1月23日】中国は世界各地のインフラに投資する計画を実行している。20日、政府系ファンド・中国投資有限責任公司(CIC)は、英国最大の水供給処理企業、テムズ・ウォーターの一部の株式を取得したと発表した。
米VOAの報道によれば、CICが取得したのはテムズの8.68%に当たる株式。取得価格は公開されていないという。
テムズはロンドンや周辺地区の1400万戸に飲用水と汚水処理サービスを提供している。今回の取引成立前、オズボーン英財務相が英中両国の経済関係強化のために北京を訪れたばかりだった。
ニューヨーク・タイムズ紙によると、テムズ社は以前も外国政府系ファンドの投資を受け入れている。世界最大のアブダビ投資庁(ADIA、アラブ首長国連邦)もその1つである。
CICの楼継偉会長は昨年末に、中国の政府系ファンドはさらに多くの英国と米国のインフラに投資する計画を伝えた。このような投資は経済成長の促進につながると話していた。
CICは4100億ドルの資産を運用しており、現在3兆ドルを超える中国の外貨準備高の収益を獲得するため、投資を行なっている。
(翻訳編集・坂本)