【大紀元日本1月27日】中国南部の広西チワン族自治区の柳州市で、地元工場が有毒のカドミウムを川に垂れ流していたことが発覚した。住民らがスーパーに殺到し、ペットボトルの飲料水を買い占める騒ぎとなっている。
国内紙・南方日報によれば、現地を流れる龍江河で魚が死んでいることから、地元企業・広西金河鉱業が基準値の3倍のカドミウムを川に垂れ流していたことが発覚した。
報道を受け、柳州市の市民らがスーパーに駆け込み、カートをペットボトルで一杯にする騒ぎとなった。一部のスーパーではペットボトル飲料水が売り切れとなっている。
地元当局は25日、カドミウムを中和するための化学薬品を河川に流し、カドミウムの数値が基準値内に戻ったと発表した。
カドミウムとその化合物は発がん性があり、日本ではカドミウム汚染によるイタイイタイ病が問題となった経歴がある。
(翻訳編集・張凛音)