【大紀元日本3月7日】河北省石家庄市の化学工場で2月28日に起きた爆発事故の死者は、当初報じられた13人から25人に増えている。そのほか、4人も行方不明のままである。負傷者は46人に上っている。
爆発が起きたのは克爾化工有限公司。硫酸アンモニウム、硝酸グアニジン、ニトログアニジン等の農薬を製造している。
中国安全監察総局によると、爆発当時、工場内では100人の従業員が作業しており、高エネルギー燃料、プロピレン及びグアニジン硝酸塩を製造していたという。
現場に駆け付けた記者によると、爆発が起きた1号工場は、ほぼ跡形がなくなり、現場には直径十数メートルの大きな穴が開いており、空気中には刺激臭が漂っているという。
また、爆発事故現場から約1キロ離れた村の翟順明さんは、工場から黒い煙が見え、自宅の窓ガラスが爆発の震動で砕けたと語った。
(翻訳編集・余靜)