【大紀元日本4月2日】香港に本部を置く中国人権民主化運動情報センターによると、27日、貴州省遵義市にある中国航天科工集団の工場で住宅手当てを不満とする従業員1000人近くが、デモを行い、警官と衝突。十数人が負傷したという。
同社は中国最大のミサイル兵器開発・生産企業であり、 有人宇宙船「神舟」および核弾頭搭載が可能な準中距離弾道ミサイル東風21Dの部品を製造している。工場側は専門職員を対象に4万~10万元(約日本円52万~130万円)の住宅手当を支給。工場で働く一般従業員は手当が支給されず、不満を募らせた。このデモのため、市街の道路は二日間にわたり通行不能となった。
同センターによると、数百名の警官がデモ隊と衝突し、十数人が負傷したと警察当局が伝えている。
同工場は現在約1万人の従業員を有し、宇宙開発事業の関連部品を製造している。
(翻訳編集・楊雪)