【大紀元日本6月11日】今年5月から、中国各地で路面や地面の大規模陥没事故が多発している。一部の現場写真はインターネットで公開された。
5月10日、広西省柳州市柳南区帽合村で沈没した地面。後に辺り4万平米の区域で地割れ、家屋の傾きと壁われが多発、村民1700人が緊急避難した。村の池の水は瞬く間に全部消えたという。(ネット写真)
6月1日、広西省南寧市壇洛鎮第二中学校の外で地面が沈没した。のちに周辺4つの村で程度の異なる地面沈下が発生、884人が緊急避難。倒壊した牛小屋で水牛一頭が飲み込まれた。(ネット写真)
6月4日、新疆ウイグル自治区のウルムチ市近郊の後峡鑫源炭鉱での大規模な地面沈下、4.5トンの大型トラック一台と3人が飲み込まれて行方不明となった。現場目撃者は、「まさに一瞬の出来事だった。人間と車が完全に埋もれた」と話した。(ネット写真)
写真は公開されていないだが、6月1日、安徽省合肥市皖家園1号棟102号室の一室で、床が突然沈没した。当時マージャンに没頭していた4人は約1メートル深さの穴に落ちケガを負ったという。
専門家は多発する地面沈下について、「地下の溶岩層が発達して、地下水の水位が変化したため」と指摘している。一方、石炭や、石油、天然ガスの過度な採掘により地下の空洞が拡大したため、との見方もある。
(翻訳編集・叶子)