【大紀元日本7月13日】8万もの熱心なフォロワーを保持していた駐上海米国領事館のミニブログ・微博のアカウントが突然、消えた。領事館側は原因を探るため微博に尋ねたが、作為的な削除であることを否定し、「技術部門の返事を待っている」と回答した。
駐北京米国大使館や広州、成都、瀋陽、香港の領事館のアカウントは通常通り利用できるようになっている。
アカウント削除の原因について、先日の天津大火災事件が関係しているかもしれない。環球時報が13日、次のように報じている。「駐香港米国領事官は5月、上海の外交官に(微博の)匿名アカウントに返事をしないように提案した。微博に投稿されるコメントは、すぐに何についての情報であるか確認がとれるものではない」
先月末、天津の大型ショッピングセンターで起きた大火災の死者数について、当局の発表した数とネットメディアが収集した情報では大きな食い違いがあった。削除された上海米領事館のミニブログ・微博は、当局の発表を嘲笑したり疑問を呈する市民のコメントに返事をしていた。
当局は同事件の死者数について10人と発表、ネットメディアは収集した情報として378人と発表していた。警察は噂の流布で、数人のユーザアカウントを法規に則って処罰したという。
(翻訳編集・佐渡道世)