中国産粉ミルク、強い発がん性のカビ毒を検出

2012/07/25 更新: 2012/07/25

【大紀元日本7月25日】中国国内で販売されている乳児用粉ミルクから強い発がん性のカビ毒アフラトキシンM1」が検出された。24日、新京報が報じた。

問題の乳児粉ミルクは、湖南省の大手乳業メーカー・湖南亜華乳業が「南山倍慧」ブランドとして製造した。同社は今、リコールを開始している。

広州市工商局が市場に出回っている乳製品を対象に行った定例検査で同粉ミルクからカビ毒が検出された。

問題の粉ミルクは昨年7月~12月の間に生産されたもので、総量は約32トン、主に広東省と湖南省で流通している。

メーカー側は公式サイトで謝罪し、社内調査の結果、「カビ毒“アフラトキシンB1”に汚染された飼料を摂取したため」と説明している。

中国では、乳児用粉ミルクに関する問題は後を絶たない。昨年12月にも、大手乳製品メーカーの蒙牛乳業が生産する牛乳からもアフラトキシンB1が検出された。

(翻訳編集・叶子)
関連特集: