【大紀元日本7月27日】中国海洋石油有限公司(中海油、CNOOC)は23日、カナダのエネルギー大手ネクセンを151億米ドルで買収することで合意したと発表した。1株当たり27.5米ドルでネクセン普通株をすべて買い取る。
中海油による買収は今年第4半期に実行すると予想されているが、この買い付けについてはカナダ政府の許可を待たなければならない。カナダの産業相は23日、CNOOCの買収案に対する審査を行う意向を確認した。
中海油とネクセンは以前から共同でメキシコ湾での石油採掘を行っている。今回の買収が成立すると中海油のカナダへの投資額は430億米ドルに増加する。
将来的にはカルガリーに運営本部を置くことを計画しており、今回の契約ではネクセン社員の継続雇用だけでなく、カナダ資源の採掘も増加する。
現在、中海油が保有するエネルギー埋蔵量では、およそ9年間分の採掘供給しかできず、大手石油会社と比較すると割合が低いため、早急に新たなエネルギー資源を見つけだす必要があった。
また、中国石油化工集団公司(シノベック)はカナダのタリスマン・エナジーとの買収契約に正式に調印しタリスマンの英子会社49%の株式を15億米ドルで取得することで合意したと発表している。
(翻訳・坂本)